白内障手術の翌日、誰でも自分の目の状態が気になるものですよね。実際のところ、注射による麻酔の跡ははっきりと残っていました。
この記事では、手術翌日の目の状況について詳しくご紹介します。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
前回の記事はこちら
白内障手術の翌朝
昨晩は体を拭く際にもギッター(保護パッチ)を外さず、寝ている間もずっとつけたままでした。そのため、目の周辺の状態をしっかり確認することができませんでした。
さて、翌朝目覚めた時、目の状態はどうなっていたのでしょうか。
片目なのでタクシーで通院
手術後の1週間は休暇を取っていたため、ゆっくりと起床しました。前夜は暑さのせいで、よく眠れたかどうか分かりません。
ギッターをつけたままでは車の運転ができないため、タクシーで眼科へ向かいました。この日は猛暑日で、外の暑さは非常に厳しかったです。
視力はどうなっていたのか
受付を済ませた後、あまり待たずに検査と診察が始まりました。手術翌日のため、優先的に診察してもらえたのかもしれません。
ギッターを外して視力を測定すると、左目の視力は驚くことに0.1まで見えていました。右目の視力は測定しませんでしたが、0.1に届かない状態です。
また、右目よりも左目の見え方が明るく、右目はオレンジがかった見え方なのに対し、手術した左目は青白い光のように感じました。
右目が電球色なら、左目は昼白色のLEDのような明るさと言えます。左目の視力が右目よりも良くなっているのがはっきりと分かりました。
目の中や周りの状態はどうなっていたのか
診察時にはギッターを外します。先生は「ちゃんとはいっていますよ。順調ですね」と言って、左目の眼球の写真を見せてくれました。
驚くことに、茶色の虹彩と黒い瞳孔がくっきりと写っていました。手術前に撮った写真では瞳孔部分が白く写っていたことを思い出し、改めて手術の効果を実感しました。
自宅の鏡では黒目に見えていた部分も、実際には相当白かったのだと分かりました。手術のおかげで視力がまだ変わる可能性はあるものの、非常にきれいな瞳になりました。
しかし残念なことに、麻酔の注射痕がまだかなり残っていました。目の下の瞼の縁や涙袋の部分が大きく赤いあざになり、その下の膨らみ部分も黒くなっていました。
このあざが消えるには時間がかかるそうです。幸いなことに、眼球の白目部分は充血していませんでした。
手術が終わってからどんなことを思ったか?
視力をどのくらいに合わせるか
私は左目のみの手術を受けたため、手術後の視力は右目とのバランスを考慮して調整しました。右目の視力は0.1に少し届かないくらいだったので、左目も同じく0.1に合わせることにしました。
片目だけが良く見えると、頭痛の原因になることもあるでしょう。両目の手術を受ける場合は、左右の目ともにもっと高い視力、例えば0.5や0.7に設定できるのかもしれません。
その点については、担当のお医者さんに確認するのが良いでしょう。
そのため、私の場合は劇的に見え方が変わったわけではありませんが、それでも手術を受けた左目はかなり見えるようになりました。
手術前は、本を読む際に目を5cmほど近づけないと読めず、視力も0.001程度でした。最近は白内障の進行でさらに見えづらくなっていたかもしれません。
麻酔について
手術時の麻酔の種類については、事前にしっかりと確認することをおすすめします。病院のホームページや口コミなどで情報を得ることができるかもしれません。
私は、注射による麻酔だとは知らず、目薬による麻酔だと思っていたので驚きましたが、先生の説明を聞いて納得しました。
特に女性の場合、手術後のあざが気になることもあるため、事前にどんな麻酔が使われるのか確認しておくと良いでしょう。多くの眼科のサイトでは、目薬による麻酔が主流と書かれていますが、実際のところは病院によって異なるかもしれません。
私が手術を受けたC眼科では、手術中の心電図の計測や手術後の感染症予防など、非常に細やかに患者の状態に気を配ってくれました。これほど丁寧に対応してくれる病院は他には少ないかもしれません。心電図を測定しない病院もあるようです。
白内障手術を受ける際は、自分が信頼できるお医者さんを選ぶことが最も重要だと思います。
今後の視力はどうなっていくのか
これまでの眼鏡では、左目は度数があわなくて全然見えない
手術後、先生から「視力はまだ変わるので、眼鏡は作らないでください」と言われていたため、これまでの眼鏡を使い続けていました。
しかし、左目の度数が合わず、ほとんど見えない状態でした。もちろんコンタクトレンズも使えません。自宅療養中で車も運転しないため、ギッター(保護パッチ)の上から眼鏡をかけて過ごしていました。
目の保護のためにギッターをつけていましたが、日中は外して眼鏡だけで過ごすようになり、ギッターは寝るときだけつけるようになりました。
しかし、左目の度数が全く合わないため、眼鏡をかけていても右目だけで見ている状態です。家の中での日常生活には特に不自由は感じませんでしたが、外出時には不便を感じることがありました。
視力が安定するまでどれくらいかかるか
先生によると、視力が安定するまでには1カ月から2カ月かかるとのことでした。その間は新しい眼鏡を作らないように言われました。
手術から1週間後の診察でも同じ指示がありました。このままでは車の運転ができないため、不便を感じていました。
手術から1週間が過ぎ、仕事に復帰した際には公共交通機関で通勤しましたが、やや不便を感じたため、結局眼鏡をかけて車を運転することにしました。
昼間の運転は何とかこなせましたが、夜間の運転は左目の度数が合わないため難しかったです。
新しい眼鏡を作ることに
結局、先生の指示に背いて手術後2週間目で新しい眼鏡を作ることにしました。この決断については次回の記事で詳しくお知らせします。
目の周りのあざはどうなるのか
手術から2週間が経過し、目の周りのあざはだいぶ消えてきました。顔の皮膚は徐々に新しい皮膚が生成されるため、赤いあざが目のふちまつ毛の部分から鼻の方へと移動してきました。
最初は下のまぶたに沿って水平だったものが、今では鼻の線に沿って縦になっています。これは非常に不思議な現象です。
先生によると、あざが完全に消えるまでにはもうしばらく時間がかかるとのことでした。
まとめ
手術から1週間が経過してからは、お風呂にも入れるようになり、顔も洗っています。車の運転は控えめにしており、あまり遠くには行きませんが、それ以外は普通に生活を送っています。
現在、手術後2週間が経ちました。今後の診察は、C眼科からA眼科に戻ることになりました。C眼科は受付から診察までに時間がかかり、患者さんが多く、駐車場も常に満杯です。さらに、土日には診察がありません。
一方、A眼科は自宅から歩いて行ける距離にあり、土曜日も診察しています。C眼科の先生からA眼科に戻ることを提案され、私にとってもA眼科での診察の方が便利です。
今後の課題は、眼鏡を作る時期とコンタクトレンズをどうするかという点です。この点については、次回の記事で詳しくお伝えします。
長くなりました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
つづく
コメント