磐梯吾妻スカイラインの通行止め解除 雪の回廊を期待してドライブへ

磐梯吾妻スカイラインって聞いたことがありますか?福島県にある観光道路で、関東地方から来る人も多い人気のドライブコースです。 

吾妻山の山麓を走っていくルートなのですが、道路名に「磐梯」と入っています。磐梯山はこの道路から遠いのに、なぜ「磐梯吾妻」と名前がついているのかずっと疑問に思っていました。 

今回、磐梯吾妻スカイラインをドライブしてその理由がわかったのです。 

今日の記事では、磐梯吾妻スカイラインと呼ばれる理由(私が考えた理由)と、コースの見どころを紹介します。 

目次

磐梯吾妻スカイラインに土湯峠側から入る

東北自動車道で来た場合、福島西ICから土湯峠にむかうのがおすすめです。

磐梯吾妻スカイラインゲート

福島西ICから土湯トンネルへ 

この道路は登りがずっと続きますが、冬季間でも通行止めにならない区間なのです。斜面が急なところは登坂車線がずっと続いていて、ゆっくり走ることもできます。どうぞ追い越していってくださいという感じですね。途中には「道の駅つちゆ」もあります。 

土湯トンネルの手前で旧道に入る 

磐梯吾妻スカイラインに行くには2つのルートがあります。土湯トンネルに入る前に旧道を使うルートと、土湯トンネルを抜けてから土湯峠に向かうルートです。今回は土湯トンネルの手前で旧道に入り、景色を眺めながらゲートに向かいました。 

磐梯吾妻スカイラインゲート 

「日本の道100選」と書かれたゲートが待っています。ワクワクしてきますね。ここが昔は料金所があったところなのでしょうか。

湖見峠と展望台

吾妻山を登って行く 

冬の通行止めが解除になったばかりなので雪があるかと思いましたが、全然ありませんでした。タイヤはノーマルタイヤです。雪があったらと心配していましたが、大丈夫でした。しばらくは木々の間を走っていくのでどのあたりを走っているのかわかりません。道はくねくねしているので方向感覚がわからなくなってきます。でも地図でいえば吾妻山の南側を走っているということはわかりました。 

展望台から磐梯山と猪苗代湖が見える 

ところどころに小さな駐車スペースがあって、車を停めて景色を眺めることができます。湖見峠(しおみとうげ)というところからは猪苗代湖が見えて秋元湖、小野川湖、檜原湖の方向も確認できます。見えるのは猪苗代湖だけかな。 

「磐梯吾妻スカイライン」という名前に納得 

「展望台」という駐車スペースでも、磐梯山と猪苗代湖が見えました。実はここに来るまでなぜ磐梯山と猪苗代湖が見えるのかわからなかったのです。土湯側から登ってきて、峠を越えたわけでもないのになぜ吾妻山の西側が見えるのか。 

なぜなら、吾妻山の南斜面を登っているからでした。展望台から見て磐梯山や猪苗代湖は南西の方角にあります。実際にその方向には景色を妨げるものは何もないのです。それで磐梯山がきれいに見えるというわけです。

これでこの道路がなぜ「磐梯吾妻スカイライン」と呼ばれているのか納得できました。磐梯山は猪苗代湖や会津から見るものだと思っていましたが、こちらからも見えるのですね。 

双竜の辻付近からの展望

山の南斜面を、東向き⇒西向き⇒東向きと登って行く 

ここは山登りのドライブコースです。紅葉の季節などは渋滞が激しいのでしょう。今回は前後を走る車は1台もなく、バイクに追い抜かれることもなく、ゆっくり走ることができました。 

見える景色がダイナミックに変化する 

運転していて、双竜の辻のコースから見える景色が一番いいですね。東に向かって走っているときは、福島の街並みが見えるし、折り返して西に向かって走っているときは磐梯山と猪苗代湖が見えます。こんなにダイナミックに見える景色が変わるとは、なんてすばらしいドライブコースなのだろう! 

双竜の辻付近から磐梯山の眺めが素晴らしい 

磐梯山と猪苗代湖が見えるのが、双竜の辻が最後かもしれません。先ほどの展望台よりずっと標高が高い。車から降りていないのでわかりませんでしたが、「双竜」とは磐梯山と安達太良山のことらしく、ここから安達太良山も見えるということなのでしょうか。

浄土平に駐車して吾妻小富士に登ってみよう

磐梯吾妻スカイラインのメイン観光となる「浄土平」。ここから「吾妻小富士」に気軽に登ることができます。ここに来るまで、雪の回廊を期待していましたが、今年は雪が少なく1~2メートルくらいといったところでした。いつもの年ならもっと雪の壁の高さが高いそうです。 

浄土平レストハウスと駐車場

スカイラインから浄土平レストハウスに入っていきます。駐車料金500円がかかります。バイクは200円です。浄土平レストハウスの近くに停めたいのですが、結構いっぱいでビジターセンターの方まで入って駐車しました。 

吾妻小富士へ

冬の通行止めから開通したばかりなので空気は冷たく、コートを着て登山道へ。駐車場はまだ寒くありませんでしたが、吾妻小富士の火口まで登ると風が強く、頭と耳が冷たすぎてとても耐えられませんでした。毛糸の帽子かフード付きのダウンでも持ってきた方がよかったな。

火口までは木製の階段が完備されていて気軽に登ることができます。気軽といっても60歳の身体にはちょっときついです。でも杖をつきながら登っているもっと年配のおじいさん、おばあさんもいましたよ。 

靴は運動靴がおすすめ

実は普段はいている革靴で登ったのです。やっぱり運動靴かスニーカーの方が登りやすいですよ。火口を一周するならなおさらです。今回は火口まで登って、寒すぎるので下りてきました。いつか一周してみたいなあ。そのあとは浄土平レストハウスで休憩。お土産などたくさんありましたよ。 

不動の沢橋と高湯温泉、道の駅ふくしま

浄土平を過ぎるとあとはドライブを楽しみます。

不動の沢橋 

不動の沢橋は車で走っているとわかりません。スカイラインから横道にはいって駐車場にいきます。数台停めるスペースがあります。ここからの景色も抜群で、不動の沢橋越しの福島市街がいい眺めです。昔の道はこちらを通っていたと思われます。吊り橋だったのでしょうか。

高湯温泉あったか温泉公園

磐梯吾妻スカイラインはすでに抜けました。

高湯温泉あったか温泉公園には温泉と足湯もあるそうです。道路から見てお客さんがたくさんいましたよ。今回はそのまま通過しました。

道の駅ふくしま 

大笹生ICのすぐそばにある、令和4年4月にできた「道の駅ふくしま」です。地元の野菜などが多く販売されています。レストランは営業時間が昼だけかな。蕎麦屋さんと寿司屋さんが別にあります。今回はコーヒーショップを利用しましたが、テイクアウト専用なのかコーヒーショップ用の座席はありませんでした。しかたなく車に持ち帰って飲みましたよ。 

全体の作りとしては、人の流れがもう少しスムーズに進むような配置にしてほしかったかな。 

福島県は高速道路のICや国道沿いに道の駅を作るので、とても便利です。個人的には福島県では国見町の「道の駅あつかしの郷」や山形県の「道の駅米沢」が好きです。この2つは人の流れがとてもスムーズに作られていると思います。 

さて、ここから帰るには、大笹生ICから乗るのが便利ですね。東京方面、仙台方面、山形方面どの方向にも行きやすいインターチェンジです。

まとめ

記事のポイントをまとめます。 

・磐梯吾妻スカイラインのおすすめルートは土湯峠側から。 
・磐梯山から遠いのに「磐梯吾妻スカイライン」という名前がついているのは、ドライブの途中で磐梯山がきれいに見えるから。
・浄土平では吾妻小富士に登ってみよう。
・道の駅ふくしまに立ち寄ってみよう。 

以上、磐梯吾妻スカイラインのレポートはいかがでしたか。

それではまた。
しんえもんでした。

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