山形へ向かう列車を降りると、空気がひんやりと頬に触れました。
ここは高畠町。
改札を抜けると、外へ出る前にもう湯の気配。
左手に見えるのが温泉施設「太陽館」です。
本当に、徒歩0分。
雪の日でも、雨の日でも、外を歩く必要はありません。
冷えた体のまま、まっすぐ湯船へ向かえます。
湯上がりは畳の休憩室へ。
まだ空は明るく、時計の針も急いでいない。
「駅から近い温泉で、日帰りでのんびりしたい」
そう思ったとき、思い出してほしいのが
高畠駅直結の温泉です。
今回は、駅とつながるこの温泉での
ちょっと贅沢な過ごし方をご紹介します。
大人の休日倶楽部パスで山形県・高畠温泉へ
あなたが「大人の休日倶楽部パス」を使えるなら、この旅は指定席を気にせずに改札をくぐれます。
新幹線の「やまびこ」や「つばさ」の自由席でも指定席でも、座席に深く腰を下ろして、発車のベルを聞きながら車窓を眺めます。
奥羽山脈の山々と切り立った谷を縫うように、新幹線が走っていきます。
新幹線に乗れば座席に身を預けたまま、気づけば高畠に着いています。
「つばさ」は全席指定ですが、大人の休日倶楽部パスなら自由に乗れる区間があるのはご存じですよね。
今回は、仙台から「やまびこ」に乗り、福島経由で山形新幹線に乗りかえて、板谷峠を越えて高畠温泉へ。
高畠駅とつながる温泉「太陽館」

あなたは「駅から外に出なくても、入れる温泉はないのだろうか」と思ったことはありませんか?
駅の中にのれんがかかっている・・・
高畠駅のホームに降りて駅舎に入った瞬間に、湯の匂いがふっと鼻に届きます。
改札を出て左に目を向けるとすぐ、赤い「ゆ」の字が書かれた紺色ののれんが見える。
雨が降っても雪が降っても、傘を差さなくていい。
仙台からここまで何も食べずに来てしまいました。
温泉に入る前に、遅めの昼食です。
焼き肉と温泉、駅で叶うちょっと贅沢な時間

温泉の前にごはんも楽しみたいあなたに、いい場所を紹介します。
高畠駅の太陽館には焼き肉レストラン「さくらんぼ」が併設されています。
「ホテルフォルクローロ高畠」の食事会場にもなります。
ここでは地元産のお肉を味わえます。
私が訪れた際も、温泉に入る前に焼き肉を楽しんでいる方が何組かいらっしゃいました。
「駅で焼き肉を食べて、そのまま温泉へ」という流れは、少し不思議で、とても贅沢な気分になります。
あなたが温泉の前に腹ごしらえしたいなら、「炭火炙り豚焼丼」が合います。
肉はやわらかく、たれがご飯にしみて箸が止まりません。
ご飯も香りがよくて、最後までおいしく食べられました。
山形らしい豊かな味わいに、旅の特別感もぐっと高まりました。
館内の落ち着いた雰囲気と泉質の魅力
日帰り温泉が大好きなあなたには、湯上がりまでゆっくりできるのがうれしいポイントです。
泉質はナトリウム-塩化物泉(塩気があって、湯冷めしにくいお湯)です。
湯の手触りはやわらかく、体の芯までじんわりと温まる感覚があります。
浴室は広すぎず、適度なサイズ感でゆっくりと過ごせました。
温泉に浸かった後は、脱衣所わきの湯上りスペースで、無料の足つぼマッサージ機が使えます。

ふと壁の掲示物を見てみると、「毎月26日は風呂の日で休憩スペース無料開放」と書かれていました。
なんと私が訪れた日は26日だったのです。
思わず受付で「今日は2階の休憩所は無料で使えるんですか?」と確認して、使用許可をもらいました。
2階は広い畳敷きの休憩スペースになっています。
そこで、ごろりと横になってひと休み。
列車の時間までのんびりと過ごせるのも、駅直結ならではの安心感です。
ただし、うっかり眠って新幹線に乗り遅れないよう注意が必要です。
まとめ:駅直結の温泉で、時間に追われない旅を
高畠温泉の魅力は、交通の便の良さと、静かで落ち着いた雰囲気にあります。
改札を出てすぐに温泉へ行ける体験は、日常から気持ちを切り替えられます。
温泉だけでなく、地元の美味しい焼き肉を楽しめるのも大きな魅力。
あなたの次の休日が「移動で疲れる日」ではなく、「回復する日」になるように。
駅から0分の温泉へ、ふらっと行ってみてください。
仙台から日帰りで動くなら、私はこの便で行きました。
往路
仙台発12:01 やまびこ212号 福島着12:22
福島発12:35 つばさ135号 高畠着13:14
復路
高畠発15:20 つばさ88号 福島着16:02
福島発16:05 やまびこ211号 仙台着16:25
参考までに。

