新潟駅で寿司を食べるなら。「弁慶の泣き処」でのどぐろに出会った夜

のどぐろ
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新潟駅の近くで寿司を食べるなら、「弁慶の泣き処」はかなり当たりでした。

のどぐろは、ひと口で記憶に残る味。次に新潟へ行く理由までできました。

この記事では、駅からの行き方と、実際に食べた感想をまとめます。

あなたが新潟駅で寿司を食べたくなったときの参考になればうれしいです。

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目次

寿司を目的に、新潟へ。旅のきっかけは「あの回転ずし」の噂

数年前に知人から聞いた話です。

新潟の「万代シティ」というところにとても美味しい回転ずしの店があるという。

そのときから、いつか行ってみたいと心に残っていました。

そして今回、「大人の休日倶楽部パス」を使って夫婦で新潟に行くことになりました。

「この機会を逃したらもういけないかもしれない」

そう思い、旅の目的の一つにあの回転ずしの店を据えることにしました。

万代シティか、駅前か。迷った末に選んだ「弁慶の泣き処」

どんな店なんだろうと調べてみました。

「弁慶」という名前のチェーン店だとわかります。

万代シティの中にあり、地元でも有名な人気店。なるほどこれは期待できそうです。

ただ、万代シティは新潟駅から少し距離があります。

「どうしようか」と妻と相談しながら、迷いが生まれました。

すると、新潟駅の近くに、同じ系列の別の店があることを知ります。

名前は 「弁慶の泣き処」。こちらは回転ずしでなく、カウンターでいただくスタイルの店とのこと。

宿からも近く、行きやすい。

万代シティか、駅前か。

悩んだ末に選んだのは「弁慶の泣き処」でした。

ぐるなびで店内の雰囲気を見てみると、カウンターに背もたれのない椅子がずらりと並んでいます。

「こういうお店なのか…テーブル席や個室もあると、なお嬉しいのだけれど。」

そんな思いもありましたが、まずは予約が先決です。

ぐるなびを通して、2人分の席を予約しました。

ホテルから徒歩で向かう。意外とわかりにくい店の入り口

実際に「大人の休日倶楽部パス」を使って新潟に行きました。

計画の段階で、なぜか新潟に行く目的は本当にこの「寿司を食べること」だけに。

他の観光地は考えませんでした。

夕方18:42に新潟駅に到着し、ホテルで少し休んだ後、徒歩で「弁慶の泣き処」へ向かったのですが、駅側からだと入口を見逃しやすいです。

宿泊先は「ホテルサンルート新潟」で、駅を出て右側のほう。 

お店は駅から見て左の方角なので、ホテルからは少し逆戻りになります。

私たちもグーグルマップを見ながら歩いたのに、「あれ?もう通り過ぎたよね。」と思ったほどです。

でも大丈夫。予約の時間には十分間に合いました。

階段を上がった先に、静かな2階席があった

さて、店内に入ると、事前に調べたとおり狭いところにカウンターと椅子が並んでいます。

「やっぱりこんな感じか」と思ったところで、店員さんに言われました。

「お2階の席になります」

「えっ、2階もあるのか」と驚きつつ階段を上がりました。

上も同じくらいの広さでした。

カウンターは細長いコの字型のような形です。

私たちはその一番奥の2つの座席に案内されました。

そのため、ほかのお客さんが席の後ろを通ることもありません。

カウンターといっても慌ただしさが少ない席です。

妻も「ここなら落ち着いて食べられるね。」と喜んでくれました。

セットか?お好みか?迷いつつ選んだ「泣き処特選握り」

「弁慶の泣き処」のメニューは盛りだくさんです。回転ずしの要素も取り入れているのか、「お好み」のメニューが本当に多い。

私たちは、どちらかというとノーマルなセットメニューで「特上」「上」「並」とか「松」「竹」「梅」の分類のほうがわかりやすいのです。

そういうのはないのかなと思って探してみると、ありました。

「得セット」のなかに1つだけ「泣き処特選握り」というセットが。

カウンターの中の店員さんに、何の握りが入っているのか聞いてみました。

そのときは「ホタテ貝」などは入っていませんでした。

「泣き処特選握り」を注文するかどうか迷っていると「別のネタに交換することもできますよ」と言われました。

私たちはホタテ貝が大好きなので、まずホタテを入れてもらうことにしました。

のどぐろ初挑戦。とろけるような脂に、ただ驚く

あと他には何かいいものはないかなと見てみると、ちょっと値段が高めですが「ノドグロ」の文字が目に入りました。

「ノドグロがあるんだ」と、少し意外でした。新潟でも食べられるんだ、と。

ノドグロは山陰のほうの名物の印象が強く、錦織圭も「大好き」と言っていたほどです。

だから、食べられるとしたら北陸でもせいぜい石川・富山までかなと思っていたら、なんと新潟でもメニューにあるではありませんか。

ここでもノドグロが食べられるのが、なんだかうれしくなりました。

さすが佐渡周辺はいろんな魚がいるんだなと思いました。

実は「ノドグロ」は初挑戦です。

どちらかというと私は貝類が大好きで、魚の寿司ではマグロ以外をあまり攻めません。特に光物はほとんど頼みません。

でも錦織圭の話と、メニューの値段を見て思いました。

「ノドグロ、これはうまいはずだ」と。

ここは食べない選択肢はありません。入れてもらうことにしました。

そのほかのネタも選び、交換ができるかどうかを確認してもらいました。

OKだったので注文確定です。

飲み物については、私は「飲み比べセット」、妻はサワーを注文。

1貫で終わらせて、また来る理由をつくっておく

さて、新潟のお寿司はどうでしょうか。

結論は 「最高です。」

ホタテはとろけるようなまろやかさで、妻もとても満足です。

そして期待の「のどぐろ」はというと、これも本当に「ひと口で記憶に残る味」でした。

口に含むと、舌の上でほろりとほどけ、脂の甘さがじわりと広がります。

のどぐろ

マグロの中トロのような脂の濃さではなく、やわらかい甘みです。

脂なのに口の中に残りません。生臭さなど微塵もなく、まさに 「洗練された旨み」 といった印象でした。

「これが、のどぐろか……」と、しばし言葉を失ってしまったほどです。

これでは1貫では足りない。もう1貫、といきたいところです。

ただ、ほかにも美味しいネタを注文していました。

本日の「のどぐろ」はこれでよし。

ということにしておけば、「また新潟に行って『のどぐろ』を食べたいなあ」と思いを巡らせることができますから。

「弁慶の泣き処」はランチタイムも大人気とのこと。

次は昼にきて食べるのもよし、ぜいたくに「のどぐろ三昧」もいいですね。

次はいつ新潟に行けるかなあ。

まとめ:また新潟に行きたくなる理由が一つできた

派手な観光はしなかったけれど、心に残る一貫があれば、それで十分。 

新潟で食べたのどぐろは、旅の記憶に静かにとけ込んでいきました。 

またあの席に座って、「今日は何を握ってもらおうか」と迷う日が、きっと来るはずです。

宿泊先:ホテルサンルート新潟の情報

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のどぐろ

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