大人の休日倶楽部パスは元が取れる?実体験で徹底検証!

北陸新幹線

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それではごゆっくりとご覧ください。

「大人の休日倶楽部パスって、本当にお得なの?」

そう思っている方、結構多いのではないでしょうか。私も最初は「使いこなせるかな?」「結局、普通に切符を買った方が安いのでは?」と疑問に感じていました。

でも実際にパスを使って旅行してみた結果……結論としては、「使い方によってはしっかり元が取れるパス」だと実感しました。

この記事では、私が大人の休日倶楽部パスを実際に使って感じたお得な点・損しそうになった点・元を取るためのコツを体験ベースで詳しくご紹介します。

目次

大人の休日倶楽部パスとは?簡単におさらい

「大人の休日倶楽部パス」は、JR東日本・JR北海道が提供している50歳以上限定の乗り放題きっぷです。
利用には「大人の休日倶楽部ミドル」または「大人の休日倶楽部ジパング」への入会が必要ですが、該当すれば誰でも申込可能です。

わたしは通常、仙台市内の駅の指定席券売機を利用します。

利用エリア

大人の休日倶楽部パス 東日本

JR東日本全線(新幹線を含む)、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席およびJR東日本のBRT(バス高速輸送システム)

大人の休日倶楽部パス 東日本・北海道

JR東日本全線(新幹線を含む)、青い森鉄道線、いわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席およびJR東日本のBRT(バス高速輸送システム)
JR北海道全線(新幹線を含む)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席

大人の休日倶楽部パス 北海道

JR北海道在来線全線の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席
(北海道新幹線は利用できません)

利用期間

ここ2年の傾向では通常、年3回の設定あり。
・第1回 6月末
・第2回 10月~11月
・第3回 1月

加えて、9月~11月に「スペシャル」が1回設定される場合があります。

有効期間は、連続する5日間です。

料金例

グリーン車については、えきねっと限定販売です。

大人の休日倶楽部パス東日本

普通車 18,800円
グリーン車 35,000円
普通車通常価格(みどりの窓口)19,800円

大人の休日倶楽部パス 東日本・北海道

普通車 26,740円
グリーン車 50,250円
普通車通常価格(みどりの窓口)27,740円

大人の休日倶楽部パス 北海道

普通車 18,070円
グリーン車 36,050円
普通車通常価格(みどりの窓口)19,070円

大人の休日倶楽部パスは本当に元が取れるのか?

私が実際に利用したのは、2025年11月の「大人の休日倶楽部パス東日本」。
3日間日帰りでできるだけ新幹線を使ったルートを旅行しました。

結論:ルート次第ではしっかり元が取れる!

仙台を起点として、3日間で以下のようなルートで旅をしてきました。

【1日目】仙台⇒郡山⇒磐梯熱海⇒郡山⇒仙台
【2日目】仙台⇒大宮⇒越後湯沢⇒土合⇒越後湯沢⇒大宮⇒仙台
【3日目】仙台⇒大宮⇒上越妙高⇒新井⇒上越妙高⇒大宮⇒仙台

通常の旅行だと、指定席料金の場合では次のようになります。
料金はジョルダン乗換案内で計算しました。

【1日目】往復で11,620円
【2日目】往復で33,360円
【3日目】往復で37,340円

パス種類普通車グリーン車窓口通常価格(普通車)
東日本18,800円35,000円(えきねっと限定)19,800円
東日本・北海道26,740円50,250円(えきねっと限定)27,740円
北海道18,070円36,050円(えきねっと限定)19,070円

3日間の合計額は82,320円です。それが大人の休日倶楽部パスの料金の18,800円だけで済んだので、63,520円の得になりました!

指定席は、東北新幹線のはやぶさを4回、北陸新幹線のはくたかを2回利用しました。上越新幹線は自由席を利用しました。

元を取るには“乗る距離”と“回数”がカギ

特に重要なのは「距離」と「回数」。
新幹線や特急を長距離で数回乗ると元を取りやすくなります。

逆に、近郊の日帰りだけではパスの価格を上回るのは難しいため、2泊以上の周遊旅行がおすすめです。
ただし宿泊料金は別途発生しますので、お得かどうかはあなたの感覚次第です。

・モデルケース
東京⇒青森往復・・・途中下車で観光を楽しんで十分元が取れます。
東京⇒宇都宮(日帰り往復)・・・近郊だけでは損しがち

仙台からだと、東京を一度往復すれば元が取れます。3日間の休みが取れれば、上記の2日目と3日目のほかに青森往復などを入れれば交通費だけで10万円分の旅行がたったの18,800円でできることになりますね。

体験談:私が実際に使って分かったこと

良かった点(メリット)

・乗り放題の安心感で計画の幅が広がった。
・指定席も6回まで無料で予約できて快適だった。
・切符購入の手間がかからずインターネットで予約できるのでスムーズだった。

とくに今回の利用では、「仙台から新井までの長距離移動がタダ感覚」であることについて、かなりお得感がありました。(579.4km)
東北新幹線と北陸新幹線の2つが乗れますからね。
ちなみに東京から青森までは717kmあります。こちらの方がはるかに距離が長いですが、料金は往復35,340円なので2日目の仙台から新井まで東北新幹線+北陸新幹線の乗り継ぎのほうが料金はお得です。

困った点・注意点(デメリット)

・人気の新幹線指定席はすぐに埋まる(特に東北新幹線の「はやぶさ」)
・東日本のパスだけでは北海道新幹線には乗れない
・パス対象外エリアまで行くには別料金がかかる

たとえば、しなの鉄道は元JR東日本の路線でしたが、対象外エリアなので、パスでは乗車することができません。

元を取るための3つのポイント

 遠方を目指せ!できれば東北・北海道方面
→ 長距離×複数区間が鉄則。たとえば東北新幹線+北陸新幹線の複数区間を利用する

2 発売日の朝イチに指定席を予約する
→ 特に人気の時間帯は争奪戦です。たとえば「リゾートしらかみ」の海側A席は、みどりの窓口で購入しなければなりませんが、あっという間に売れてしまいます。

3 日程に余裕を持たせる
→ 混雑回避・体力的にもおすすめ。今回の私の計画は3日間連続で日帰りの旅でしたが、さすがにふらふらになりました。
また、朝の大宮駅の下り新幹線ホームは、5~10分おきに東北新幹線と上越・北陸新幹線がひっきりなしに到着・発車して行きます。

大人の休日倶楽部パスの期間は、高齢の夫婦の方々や大勢で連れ立っての旅行をする皆さんがホームにあふれています。
利用者は高齢の方も多いので、混雑を回避しながら体力に気を付けて計画するのが良いと思います。

こんな人にはおすすめ/おすすめしない

おすすめな人

・時間にゆとりのある50代以上の方
・複数の都市を巡って観光したい方
・新幹線や特急を頻繁に使う予定の方

おすすめしない人

・電車に長時間乗るのが苦手な人
・旅行計画を立てるのが面倒な人
・お得な切符を使うのが面倒な人

まとめ|「元が取れるか?」は使い方次第!

結論として、「大人の休日倶楽部パス」は使い方次第でしっかり元が取れる乗り放題パスです。

ポイントは、「長距離を移動する計画を立てられるかどうか」。
短距離移動だけだと元は取れませんが、少し遠出を楽しむつもりで使えば、旅の満足度とコスパの両方が手に入ります。

私も、今回は日帰り3日間に挑戦しましたが、3回とも同じ路線を往復するものでした。

実はそうするだけでなく、ぐるっと大回りする計画やJR東日本の路線の末端まで行ってみるなど、どこまでも無限に楽しむことができるのです。

次回の販売日が発表されたら、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?

北陸新幹線

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